コーギーの主な2種類：ペンブロークとカーディガン
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークはイギリス王室、特にエリザベス女王が愛したことで世界的に有名な犬種です。コーギー種類違いの中でもペンブロークは以下のような特徴が挙げられます。
- 顔つきはキツネ顔で、マズルが短くシャープ
- 一般的に体格は軽め（およそ11〜14kg）
- 尻尾は断尾もしくは生まれつき短い「しっぽなし」
- 毛色は主に赤、セーブル、フォーン、ブラックタンなど限られた色
ペンブローク毛色赤セーブルフォーンブラックタンが標準的です。白い模様が入ることが多く、被毛は中長毛で直毛、ダブルコートとなっています。コーギー抜け毛ダブルコートお手入れとして、定期的なブラッシングなど被毛ケアが必要です。
ウェルシュ・コーギー・カーディガン
ウェルシュ・コーギー・カーディガンは、ペンブロークよりもやや大柄で、外見のバリエーションが豊富なコーギーです。コーギー種類違いを知る上で、以下がカーディガンの特徴です。
- しっぽは長くてふさふさ（しっぽあり）
- がっしりとした重めの体格（最大約17kg）
- 胸が広い
- 毛色やパターンが豊富
カーディガン毛色ブルーマールブリンドル黒白をはじめ、赤やセーブルなど多数。メルル（ブルーマール）パターンはカーディガンだけに現れるため、コーギー毛色種類メルルブリンドルの見分け方に役立ちます。
コーギーの外見と主な違い
コーギーは2種類とも、足が短く胴が長い体型、立ち耳といった共通点がありますが、いくつかの違いが見分け方のポイントとなります。（コーギー見分け方尻尾耳体格）
体重・体高・体格の比較
- どちらも体高は約25〜30cm程度
- カーディガンの方が一般的に重く、骨太
- ペンブロークの耳は先が尖ってシャープ
- カーディガン足の形は丸い大きい特徴があり、よりしっかりしている
コーギー体重体高サイズ比較やコーギー耳の形違いポイント、ペンブローク顔つきキツネ顔違いなども見分けに役立ちます。
被毛・毛色の種類
- どちらもダブルコートで抜け毛が多い。定期的なお手入れ（被毛ケア）が必要
- カーディガンは毛色のバリエーションが豊富で、ブルーマールやブリンドルも可
- ペンブロークは赤、セーブル、フォーン、ブラックタンと白いマーキングに限定される
- 両方とも白いマーキングがよく見られる
コーギー標準色規定JKCを参考に、犬種ごとの違いを確認してください。
性格・気質
コーギー性格しつけ向いている家庭として、どちらの種類も共通して以下のような特徴を持っています。（ウェルシュ・コーギー ペンブローク特徴性格・ウェルシュ・コーギー カーディガン特徴性格）
- 賢さがあり、トレーニングしやすい
- エネルギッシュで活発
- 家族への忠誠心が強い
- 牧羊犬本能があり、飼い主に従順
- 社会化がしっかりできれば子どもとも相性が良い（コーギー子ども相性社会化）
家庭犬としても人気が高い理由には、こうしたコーギー賢さ牧羊犬本能トレーニングのしやすさがあります。
飼育やお手入れのポイント
コーギーの2種類ともほぼ同じお手入れや運動が必要です。
- コーギー運動量必要な散歩時間：十分な運動（散歩・遊び）で肥満予防カロリー管理も大切
- コーギー抜け毛ダブルコートお手入れ：定期的なブラッシングによる被毛ケア
- トレーニングや知育玩具などで知的刺激を与える
- 定期的な動物病院での健康診断
- バランスの取れた食事を心がけ、コーギー肥満予防カロリー管理につなげる
しっかりとした生活管理で健康的なコーギーライフを送りましょう。
コーギーに関する主なQ&A
ペンブロークとカーディガンの違いは？
ペンブロークとカーディガンの一番の違いは尻尾の長さ（カーディガンは長く、ペンブロークはしっぽなしが多い）、体格（カーディガンの方がやや重め）、毛色のバリエーション（カーディガンにはメルルパターンなどがある）です。
毛色とパターンによる見分け方
カーディガン毛色ブルーマールやブリンドルはペンブロークにはなく、ペンブローク毛色赤セーブルフォーンブラックタンで限られています。コーギー毛色種類メルルブリンドルで違いを見分けられます。
ペンブローク断尾の理由
コーギー断尾なぜペンブローク尾の長さが短いのかは、歴史的に作業犬としての役割や犬種規定のため伝統的に断尾されてきたためです。カーディガンは本来の長い尻尾を保っています。
ペンブローク・カーディガンに認められる被毛と色
ペンブロークは赤、セーブル、フォーン、ブラックタンと白のマーキングのみ、カーディガンはブルーマール、ブリンドル、ブラック、赤、セーブルなどさらに豊富な色が認められています。
毛色による性格・健康の違いは？
毛色自体で性格の違いはありません。ただしコーギーメルル遺伝健康リスクについて、カーディガンの場合はメルル同士の交配から健康上のリスクが生じることがあり注意が必要です。
- ペンブロークとカーディガンの一番の違いは何ですか？カーディガンは長い尻尾を持ち（ペンブロークは断尾または自然なしっぽなし）、体格が重めで、毛色のバリエーションが豊富（カーディガンにはメルルなども含む）です。
- 尻尾の長さだけでペンブロークとカーディガンを見分けられますか？最も分かりやすい違いですが、他にも体格や耳・足の形、毛色の選択肢なども総合的に見分け方のポイントになります。
- カーディガンにあるブルーマールやブリンドルはペンブロークにもありますか？ブルーマールやブリンドルなどはカーディガンでのみ見られ、ペンブロークにはありません。
- ペンブロークの標準的な毛色は何がありますか？赤、セーブル、フォーン、ブラック&タンに白いマーキングがペンブロークの標準的な毛色です。
- メルル同士の交配が健康に良くないと言われる理由は何ですか？カーディガンのメルル同士の交配は、子犬に健康上のリスクが生じうるため、注意が必要とされています。
- コーギーのダブルコートはどのくらいの頻度でお手入れが必要ですか？抜け毛が多いため、ダブルコートは定期的にお手入れ・ブラッシングが必要です。
- ペンブロークとカーディガンで性格に違いはありますか？基本的な性格や気質はどちらも共通しており、知的でエネルギッシュ、家族に忠実です。
- コーギーの適正体重と体高はどれくらいですか？体高は10〜12インチ（約25〜30cm）で、ペンブロークは11〜14kg、カーディガンは最大17kg程度です。
- コーギーはどれくらい運動させればよいですか？肥満予防と健康維持のために、毎日の散歩やアクティブな運動が必要です。
- 子どもや他犬との相性を良くするための社会化のポイントは？しっかりと社会化を行えば、子どもや他犬とも良好な関係を築きやすくなります。
- 歴史的にペンブロークの断尾はなぜ行われてきたのですか？作業犬や犬種規定を反映した伝統的な習慣として断尾されてきた背景があります。
