Background
  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 病気
  4. 犬におけるベナドリル®(ジフェンヒドラミン)の使用ガイド

犬におけるベナドリル®(ジフェンヒドラミン)の使用ガイド

穏やかな診療室で、ベナドリルのボトルを手にした獣医師のそばに落ち着いて座る犬。

穏やかな診療室で、ベナドリルのボトルを手にした獣医師のそばに落ち着いて座る犬。

ベナドリル®の犬への使用について詳しく解説します。効果、安全性、投与量、アレルギー・不安・乗り物酔いに対する代替治療について網羅したガイドです。

犬に対するベナドリル®の概要

ベナドリル(一般名:ジフェンヒドラミン)は主に人間向けに市販されている薬ですが、獣医師によって犬に推奨されることもあります。飼い主は軽度のアレルギー反応を緩和したり、動揺したペットを落ち着かせる目的で検討することが多い薬です。ただし、薬を投与する前には、その犬の個別の健康状態に適しているかどうかを確認するために必ず獣医師に相談することが重要です。

作用機序

ベナドリルは第一世代抗ヒスタミン薬で、H-1受容体を遮断してヒスタミンに対する反応を抑制します。この作用によりアレルギーに伴う症状が和らぎます。さらに、脳の化学受容器引金帯(chemoreceptor trigger zone)や前庭系に作用して吐き気や嘔吐を軽減することがあり、乗り物酔いのある犬に有用となる場合があります。

アレルギーへの使用

ベナドリルは花粉、カビ、虫刺されなどによる軽度のアレルギー反応の対処に一般的に用いられます。他のアレルギー治療と併用して効果を発揮することがあります。ただし、顔の腫れや呼吸困難を伴う重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)では、直ちに獣医師の診察が必要です。そのような場合はステロイドやエピネフリン(アドレナリン)など、より積極的な治療が必要となることが多いです。

不安や乗り物酔いに対する効果

ベナドリルは犬の不安の管理に用いられることがありますが、その効果は限定的です。軽度の鎮静作用をもたらすことはありますが、不安の根本的な原因に対処するものではありません。一方で、乗り物酔いによる吐き気を抑える点では有益な場合があります。なお、一部の犬では逆に興奮してしまい、鎮静効果が見られないこともあります。

安全上の注意と使用禁忌

一般的には耐容性が良い薬ですが、ベナドリルは特定の健康状態にある犬や、特定の薬を服用している犬では使用すべきでない場合があります。心疾患、呼吸器疾患、肝疾患、けいれん(てんかん)疾患、排尿障害、緑内障などの病状があると悪化する可能性があります。妊娠中の使用や、モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)や一部の抗真菌薬との併用には注意が必要です。

副作用と過剰投与の症状の見分け方

犬におけるベナドリルの一般的な副作用には眠気やふらつきがあります。しかし、過剰投与になると顕著な鎮静、興奮、見当識障害、攻撃性、呼吸抑制、嘔吐、下痢、昏睡、けいれんなど、より重篤な症状を引き起こす可能性があります。副作用が現れた場合は速やかに獣医師に連絡し指示を仰いでください。

適切な投与量の決定

犬に対するベナドリルの一般的な投与量は体重1ポンドあたり約1mg、1日に2~3回投与するのが目安とされています(目安として体重1kgあたり約2.2mg)。使用する製剤にジフェンヒドラミンのみが含まれていることを確認してください。他の成分が含まれる製剤は有害となる場合があります。必ず獣医師に相談し、個々の犬に適した正確な投与量を確認してください。

投与頻度

ベナドリルは8~12時間ごと、つまり1日2~3回の投与が可能です。過剰投与のリスクを避け、薬の効果を維持するために、規則正しいスケジュールで与えることが重要です。

アレルギー・不安への代替療法

ベナドリルが有用な場合もありますが、アレルギーや不安に対しては他の治療法の方が効果的なことが多いです。薬用シャンプー、サプリメント、処方薬などを組み合わせることで、より良い結果が得られることがあります。特に不安に関しては、処方薬と行動療法を併用することで、ベナドリル単独よりも高い効果が期待されます。

結論と獣医師への相談

まとめると、ベナドリルは犬の軽度のアレルギー反応や乗り物酔いの管理に有用なツールとなり得ます。しかし、安全かつ効果的に使用するためには、常に獣医師の指導のもとで行うべきです。ペットの健康と福祉を守るために、継続的に獣医師と相談しながら最適な治療方針を決めてください。

シェアする:

犬 ベナドリル

犬 アレルギー 治療

ジフェンヒドラミン 投与量 犬

犬 乗り物酔い 対策

犬 不安 対処法

おすすめ

大きな袋に詰められたぬいぐるみやおもちゃを運ぶ二人の女性。倉庫か配送センターのような場所。

エヴァ・マーティン・プロジェクト:ぬいぐるみ寄付で小児科患者に安らぎを届ける

記事を読む

紫色のラインストーン首輪をつけたブリンドル色の犬がベージュのカーペットの上に横たわり、背景に人の足が見える様子

ASPCA人道賞2025が動物虐待事件への法執行機関の取り組みを表彰

記事を読む

灰色の波形金属の外壁と目立つ木製フレームのガラス入口を持つ近代的な平屋の商業ビルが、空の駐車場の前に建っている様子

ローガン郡保安官事務所、数年の計画を経て新しい動物保護施設を開設

記事を読む

今日からスタートしましょう!

ペットのケアが

ペットの写真を読み込んで、役立つ情報を手に入れましょう。無料ですぐに利用できます。

report_card